わたしのフィリピン青年海外協力隊日誌

2018年11月~2020年11月の二年間、JICA海外青年協力隊、コミュニティ開発隊員としてサマール島に派遣。バセイ町役場農業課に勤務。地域のおばちゃんたちと生計向上プロジェクトに奮闘中。現地弁、ワライワライ語にも奮闘中。

活動について(簡潔編)

まめでないので書き留めないでいましたが日誌を始めます。

 

わたくし2018年11月5日より、JICAの海外青年協力隊としてフィリピンにいます。


日本のODAの代表であるJICAは様々な援助プロジェクトを持っていますが、これはボランティア事業の部分に当たります。
昨年11月にマニラに到着してから、1週間銀行口座作りやオリエンテーション、3週間現地語の勉強をし、12月から任地のサマール島西サマールバセイ町(https://goo.gl/maps/aVtDe7WGbjhajNWX8)にいます。
1月から本格的に活動が始まり、ざっと話すと現地スタッフと共に、毎日プロジェクトの対象になる現地のおばちゃんたちや、このエリアの流通や商売のキーパーソン、潜在顧客、キーパーソンの技術者などのを訪問や、ワークショップの企画、付加価値をつける広告やラベル作りなどなどなどをしています。

 


ここバセイ町には2013年超大型台風ヨランダ襲来後、JICAより4つの食品加工施設(一棟500万円ほど)が寄贈されました。そもそも初期プランとしては、4つの施設は各々、町内4つの区の女性組合(婦人会)にて使用され、周辺沿岸海域の養殖ケージで生産された魚を加工所で加工し販売、生活のプラスにする予定でした。
しかし、寄贈後の水質検査で加工所で使用する地下水に大腸菌など混っており加工に使用できないと判明、おばちゃんたちは毎日家事や子守に忙しく、またメイドや個人商店など安定した収入・すぐ現金が手に入る仕事を選ぶため加工活動は優先順位が下がり、そもそも計画という概念のない世界で生活をしているおばちゃんたちがビジネスの概念を理解することは非常に難しく、、現在寄贈から5年経つ今も加工所はほとんど使用されていません。
この状態を改善するのがわたしの任務です。
現地の内情を知れば知るほど問題が沢山ですが、ここでのフィールドワーク・地元とのおばちゃんたちの生活や考えを知るのは本当に楽しいです。
草の根で働く一生懸命な政府職員にもたくさん会い、刺激をうけました。
一番に、おばちゃんたちがよりハッピーになる方法を探して、地域と人とおばちゃんたちを理解しようと奮闘しています。

 

詳しくは続編に続く。

 

f:id:mangoparadise:20190524212721j:plain

このような加工所が4つバセイにあります。